直接の原因は’95に購入したマンションだと思う。
中学生2年だった’94ごろ、ある日気がついたら自分名義の郵便貯金の残高に「-」とあったので、これ何?と母親に聞いて返ってきた答えが
「生活費が足りなかったからアンタの貯金を借りていた」
なーんだ、そうなんだぁと納得してしまった中学生の私。親が使っていた金額は30万円くらいだったかしら。
子どもだったが故に何の疑問も持ちませんでした。
しかし29歳になってやっと、これが恐ろしいことだと気付いた。
生活費の工面ができないのに分譲マンションを購入するなんて
無
謀
の一言に尽きる。どんだけ浅はかなんですかウチの両親は……!!!
マンションに引っ越した後も「金がないから」と、月5千円の小遣いすら滞ることがありましたよそういえば。知らぬが仏とは正にこのこと。
そして恐ろしい記憶をもう一つ。
契約する段階で「頭金はどうする?」と今更なことを言っていた父親が
本当に有り得ない。
その一言を聞いた母が、若い頃から貯めていた預金をそっと(?)出したんですが、金額はたしか200万円くらいでした(
※物件価格の10%以下)。
しかしその金額を見た父は「お前いつの間にこんなに貯めこんでたんだ?」と驚き(え、40代半ばでそれは少ないんじゃ…)、母は「私だって蓄えくらいあるわよ」と誇らしげに言い(じゃあなぜ私の貯金に手を出していたのか)、私は横で(よく知らないけど頭金って600万円くらいが普通だよねぇ…?)と少々疑問を持っていました。
今考えてみれば、そもそも両親は住宅購入を検討する資格がなかったんでしょうね。
先日、購入前に返済計画を立てていたのか母親に聞いてみたら「うーん…私はどんぶり勘定しかできないからねぇ…」と言っていたので、呆れることしかできませんでした。
計画性のない人間が住宅ローンを組んだ場合こうなるんだと痛感。
教訓:
返す当てのない借金をしてはいけませんPR