絶望だけが残された世界で、唯一の希望であり最大の弱点でもある息子を連れ、ひたすら南を目指す無力な父のロードムービーです。
ザ・ウォーカーと同じく北斗の拳チックな世界を旅する2人ですが、あっちはケンシロウ並に最強な主人公、こっちは銃で人を撃つことすらできない
ヘタレただの一般人だから雲泥の差。
理性が失われた世界を生き抜くにはあまりに無力すぎるけれども、父親の望みは生き延びることではなく息子を外道にさせないことだから、それで良いのでしょう。
一つ不満があるとすれば、父親がそこまで良心にこだわる理由が明かされなかったこと。妻の取った方法に反対し続けた理由も然り。
彼なりの理由はあったはずだけれども、そこに触れていないので消化不良に感じました。
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