胸の痛くなることこの上ないと評判の映画を観てしまった。胸が痛むとかそんな生易しいものではないよあれは。
内容に触れている&やや批判的?なため続きは白くしました。
小学生くらいの少年を、大の大人(しかも兵士)が3人でよってたかって容赦なく銃で殴りつけて足蹴にして死なせるって何? 国民はその辺の石ころと同じってこと?
結核の薬ひとつ取っても、それを得る対価が雲泥の差。片方では国から無料で支給される薬が、もう片方では命がけで国境を越えないと手に入れることができないんですよ。元々は一つの民族だったはずなのに。
国民は国のために消費される燃料でしかないのだろうか?
電話で話しているうちに泣きじゃくる息子の姿が、逃げ出したくなるほどの国の有様を訴えてくるんですよ。観客が泣いたところで解決しないと分かっていても、泣ける。そして最後まで救いがなかった。
だれか解決策を南の大統領に教えてあげてください。あまりにも理不尽すぎます。
食べるものがないから水を飲んで飢えを凌ぐなんて、まるで戦時中のようです。
2007年が舞台なのに…。
映画のタイトルは「
クロッシング」です。心が痛いというか重いというか…。
のほほんと生きていて本当にすみません。
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